2017年 ジャパンパラウィルチェアラグビー競技大会
大迫力の音とプレイに、勇気をもらいました
日本パラスポーツ協会のオフィシャルパートナーとなっている田中貴金属。2017年5月に開催された「2017ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会」にもボランティア活動と応援観戦を実施しました。ウィルチェアーラグビーは、車いす同士をぶつけ合う「タックル」が唯一認められている障がい者スポーツ。大迫力のタックル音が響き渡る会場の様子を皆様にお届けします。
ボランティア支援した大会で、日本が銀メダル獲得!
この大会は5月25日(木)から28日(日)まで、千葉市の千葉ポートアリーナで行われました。リオ・パラリンピックで金・銀・銅メダルを獲得したオーストラリア、アメリカ、日本が三つ巴となり優勝を争います。大会の最終日、午前中に日本対オーストラリアの3位決定戦が行われ、見事に日本が勝利。午後行われた優勝決定戦では惜しくもアメリカに1点差で敗れて銀メダル獲得となりました。2019年に日本で開催される世界大会、そして2020年東京オリンピック・パラリンピックも見据えて、日本チームの状態は上々のようでした。
案内係ボランティアが、お客様を誘導
今大会で参加したボランティア活動は、コートの設営と撤収、会場内の案内係です。案内係には今年の新卒入社社員3人が手を挙げました。観客の皆さんをそれぞれの客席に案内したり、質問にお答えしたりの、忙しい業務です。どんな思いを持ってボランティアに参加したのか、実際にやってみてどうだったかを訊いてみました。
「社内の告知を見て興味を持ったのがきっかけ。この会場が寮に近いから、ということもあった」
「障がい者スポーツのボランティアは初めて。車いすのお客様が想像以上に多く、案内するのにちょっと手間取ってしまった」
「他の障がい者スポーツでもボランティアをしてみたい」
と、活動を終えての声。
「この競技には女性選手も出場でき、開かれていると感じた」
など、競技自体への感想も語ってくれました。
自分も少しレベルアップできた、という自信ものぞかせているようでした。
観客席からは声援で会場を盛り上げて
田中貴金属グループのメンバーは、みんなお揃いの青いTシャツを着て盛り上がりました。ほとんどの社員にとって初めてのウィルチェアーラグビー観戦。タックルの迫力、巧みな車いす操作のパスやドリブル、目まぐるしい攻守の入れ替わり、細かい頭脳プレイなどに、みんな目が離せなくなりました。
また、昼の休憩時間には体験会にも参加。田中貴金属グループのメンバーも競技用車いすに乗り、選手たちにタックルを受けたり追いかけっこのゲームをやったりと、普段できない体験を通じて、車いすが秘めている可能性を実感しました。
体験した社員の声──
「タックルの衝撃に驚いたが、ある意味スカッとした」
「競技用車いすは意外に軽かった」
「車いすを細かく操作してフェイントをかけるなどの技は、本当にすごい」
と、初めての体験に深く感動。
「スポーツ観戦歴は長いが、迫力満点で驚いた」
「選手の闘志に勇気をもらった」
などなど、観戦後の高揚感も新鮮です。
競技終了後の表彰式では、田中貴金属も銀メダルのプレゼンターを務め、日本代表選手たちの首に掛けていきました。
機会があればぜひまたサポートしたい
最後の撤収作業にも数多くのボランティアが参加。体育館の床に敷かれた専用コートの汚れを落とし、パーツに分解し、まとめる作業です。運営の進行や、時間も手間もかかる設営・撤収には、ボランティアの協力が欠かせません。また観客席からの声援も、会場を盛り上げる大切な要素。これはウィルチェアーラグビーに限らず、すべての障がい者スポーツに言えることです。
今回応援観戦で参加した社員も、
「見るだけではなく、機会があれば進行などのボランティアをやってみたい」
「真摯に取り組む姿に感銘を受けた。自分にもできることがあればぜひ手伝いたい」
「会社からの募集告知に注意していたい」
といった、今後の意気込みを語ってくれました。
障がい者スポーツの普及と盛り上げのために、田中貴金属グループではこれからもさまざまな支援を続けていきます。