本文へ移動
English
SCROLL
サステナビリティ

信用・信頼の証

Good Delivery Referee

貴金属の世界標準はTANAKAが創る
TANAKAは世界で流通する貴金属の品位を保証するために公認溶解業者を審査する日本で唯一の公認審査会社です。

公認審査会社就任は、世界最高水準の技術の証し

LBMA GOOD DELIVERY REFEREE

田中貴金属工業(株)は、2003年12月、世界の金・銀市場にて最も権威のあるロンドン金市場の登録認定機関「ロンドン地金市場協会」(LBMA: London Bullion Market Association)より、金および銀の「公認審査会社」(グッド・デリバリー・レフリー)に任命されました。LBMAの公認審査会社は現在5社で、日本では田中貴金属工業(株)が唯一です。

田中貴金属工業(株)は、長年に渡り電子・電機産業分野で、高品質の貴金属材料や部品を供給するため、高純度(金999.9)で、しかも高水準の金属加工の技術を培ってきました。このため、田中貴金属工業(株)は公認溶解業者の審査のために、正確な標準合金のサンプルを作成し、極めて高い分析精度により、自社および他の公認業者のサンプルを検査・評価する、その高い能力が認められたのです。
公認審査会社は、世界で田中貴金属工業(株)を含め5社のみで、その任務は、①すべての金・銀の公認溶解業者を対象に、金銀の溶解技術・分析能力を再審査すること、そして②新規の公認溶解業者の審査を行うことです。
こうした公認審査会社に就任したことは、田中貴金属工業(株)の溶解技術と分析能力が世界的に認められたことを意味します。

公認審査会社の三つの証し

LBMA認証書と金地金
  1. 世界の生産者を審査する
    「世界最高水準の証し」
  2. 世界の金や銀の品質を保証する
    「責任の証し」
  3. 世界で5社、日本で1社だけの
    「信頼の証し」

固体発光分析用金標準試料を製造

固体発光分析用金標準試料

田中貴金属工業(株)は、LBMA 主導の下に世界の主要な貴金属関連企業で結成したプロジェクトにおいて、業界初の世界標準金分析試料の製造を委託され、その製造に成功しました。この標準試料製造の成功は、田中貴金属工業(株)の均質な合金を製造する技術と多種多様な元素を正確に合金化する技術によるものです。この標準試料は、2009年7月よりLBMAから全世界に向けて販売されています。

LPPMの公認審査会社として中心的役割の一角を占めております

LPPM: LONDON PLATINUM & PALLADIUM MARKET

田中貴金属工業(株)は、2009年4月、「ロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット」( LPPM: London Platinum & Palladium Market)の「公認審査会社」(グッド・デリバリー・レフリー)に任命され、更に分析力や審査力に磨きをかけることになりました。LPPMの公認審査会社は現在6社で、日本では田中貴金属工業(株)が唯一です。

LPPM は、白金とパラジウムのトレーディングを適正に行うことを目的とし、公認溶解業者を登録認定する世界で唯一の権威ある機関であり、長い歴史を経て1987年5 月に設立されました。

LPPM再審査制度の書面とプラチナバー

LPPMは、2009年6月に「グッド・デリバリー・ルール」をホームページに掲載し、白金とパラジウムの再審査制度を開始しました。公認審査会社である田中貴金属工業(株)の世界に向けた使命は一段と大きくなっています。
白金やパラジウムは、金や銀にもまして、資産取引以外に産業製品分野においても、自動車、電気・電子その他あらゆる方面で重要な材料となっています。分析技術のみならず産業用貴金属加工においても、高い技術と豊富な経験を有する田中貴金属工業(株)のLPPMでの活躍が期待されることは、言うまでもありません。
田中貴金属工業(株)は、このLPPMにおける活動も、長年蓄積してきた専門分野の中核の一つとして、広く世界にお役立てしたいと常に考えています。

固体発光分析用標準化試料の製造を受託します。ご相談ください。
「ニューヨーク商品取引所」(COMEX:Commodity Exchange Inc.)で金地金のグッド・デリバリー・バーの認定も受けています。
「ニューヨーク商業取引所」(NYMEX: New York Mercantile Exchange)よりプラチナおよびパラジウムの公認溶解業者としても認定されています。

TANAKAの信頼を支える分析技術

豊富な手法と装置、そして熟練の技で期待に応える
貴金属を取扱う企業として、分析値はお客様や社会との信頼の土台と考え
日々精度アップや新技術の開発に励んでいます。

分析の目的別分類と分析手法

TANAKAの世界基準で保証された分析・評価技術「地金調達→加工・製造→販売→リサイクル→地金調達」が繰り返される図

目的別分類

目的別分類のフロー図 目的①品位保証:対象①貴金属地金→①不純物分析②純度分析。目的②製品保証:対象①合金材料→①不純物文分析②組成分析。対象②化合物→①不純物分析②貴金属分析。目的③地金量確定:対象 リサイクル改修物→貴金属分析。目的④環境保全:対象 工場排水→環境分析。
ファイヤーアッセイ
金の品位分析に用いる特別な方法であり、熟練者により正確に評価しています。(LBMAの金品位分析)
化学重量分析
試料を液化して、その化学反応を利用し実際に金や白金を分離して直接重さを計る分析方法です。古典的な方法で手間はかかりますが、精度良く分析できます。
機器分析
濃度既知の標準物質と分析試料を同時に機器で測定し分析値を求める方法です。当社ではICP発光分光分析装置、蛍光X線装置、原子吸光光度計、グロー放電質量分析装置などの多くの装置を目的により使い分け、迅速に正確な分析を行っています。

世界標準への挑戦

ISO/IEC17025の認定取得

ISO/IEC17025とは、試験または校正を行う能力に関する一般要求事項を規定した国際規格です。田中貴金属工業(株)は、貴金属の中でも特に取扱量の多い白金、金、銀、パラジウムの分析技術について、ISO/IEC 17025:2005を認定取得しております。

認定範囲

JIS H 6310 「ジュエリー用金合金中の金定量方法」の8項
JIS H 6312 「ジュエリー用白金合金中の白金定量方法」の9項
JIS H 6313 「ジュエリー用パラジウム合金 パラジウム定量方法」の8項
ISO 15096 「Jewellery - Determination of silver in 999‰ silver jewellery alloys - Difference method using inductively coupled plasma optical emission spectroscopy (ICP-OES)」
JIS K0116「発光分光分析通則」(但し、6項を除く)
に基づく、
ICP発光分光分析装置による金(Au)地金中の金属類(36元素)の一斉分析法
ICP発光分光分析装置による白金(Pt)地金中の金属類(40元素)の一斉分析法
ICP発光分光分析装置によるパラジウム(Pd)地金中の金属類(40元素)の一斉分析法
ICP発光分光分析装置による銀(Ag)地金中の金属類(37元素)の一斉分析法

ICP発光分光分析装置

ICP発光分光分析装置

ISO/IEC 17025認定証

ISO/IEC 17025認定証