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代表取締役社長執行役員 田中 浩一朗

「ひらめきときらめきで、今日を超える明日を創る」
この大義のもと、未来に向けて挑戦を重ねていきます。

田中貴金属グループでは、当社の創業200年となる2085年を見据えた上で持続可能な社会や超長期の企業経営を目指す「TANAKAルネッサンスプラン」を2021年度よりスタートいたしました。

貴金属は、まさに可能性の塊です。宇宙、深海、人体をはじめとしたフロンティアの開拓も、人々の暮らしをより豊かにするデバイスやプロダクトの開発も、貴金属なしに成し得ることはできません。その貴金属の可能性を引き出し、より良い未来を創り出していくことが、貴金属のリーディング・カンパニーである私たちの使命といえます。
2085年の遙か未来を目指すというのは大きな挑戦です。そこには、全社員の知の結集が不可欠です。社員一人ひとりが自分の頭で考え、社員を起点にイノベーションを生み出していく。そのような組織文化を醸成していくために、田中貴金属グループでは改めて自らの存在意義を再定義し、グループの“大義”として言語化しました。それが「ひらめきときらめきで、今日を超える明日を創る」です。これからは、この大義を旗印に、グループの社員が一体となって2085年への航海を進めていく。自らの個性・創造性を活かして行動し、互いに助け合いながら、時代の荒波を乗り越えていく。田中貴金属グループは、この大義のもと、未来に向けてさらなる挑戦を重ねていきます。

また、「TANAKAルネッサンスプラン」において、“サステナビリティ”も重要なキーワードの一つです。田中貴金属グループは、創業以来130年以上にわたり貴金属のリサイクルを究めることで循環型ビジネスを構築してきましたが、これからはより高い視座・広い視野で、脱炭素・循環型社会への転換を先導していく企業にならなければならないと考えています。2022年度に表明した「田中貴金属グループカーボンニュートラル宣言」のもと、2050年にCO2排出量実質ゼロを目指して、現在、各工場や事業所で地球環境を守るためのさまざまな取り組みを加速させています。今後も、希少な資源である貴金属を扱う私たちの強みを活かして、地球環境問題や社会課題の解決に取り組んでいきます。

2024年4月には、本社を丸の内から、田中貴金属発祥の地・日本橋茅場町へ移転いたしましたが、未来を切り拓く挑戦をし続けてきた先人たちの想いが息づくこの地に再び本社を構えることは、200年企業を目指す上で、とても意義があることだと考えています。新本社では「つながろう。 人と、 街と、 未来と。 」というコンセプトを設定し、田中貴金属グループのコックピットとして、これからの時代を見据えた創造的な働き方を促進する環境づくりを推進。発祥の地・日本橋茅場町から未来というフロンティアを目指して航海を進め、「ひらめきときらめきで、今日を超える明日を創る」を実践していきます。

TANAKAホールディングス株式会社
代表取締役社長執行役員
田中 浩一朗