サーキュラーエコノミー
持続可能な未来を目指すサーキュラーエコノミー
これまでの私たちの生活は、「資源を集める→モノをつくる→使う→捨てる」、リニアエコノミーというスタイルが主流でした。しかし、このままでは限りある資源が枯渇してしまいます。
そこで、資源を循環させて使い続け、事業の持続可能性を高める経済システム「サーキュラーエコノミー」が生まれました。
現在、世界では、持続可能な未来を実現するために、資源を廃棄するこれまでのリニアエコノミーから、サーキュラーエコノミーへの転換が叫ばれています。
田中貴金属の取り組み
希少な貴金属を取り扱い、ものづくりをはじめとした幅広い産業のお客さまへ貴金属製品を供給する田中貴金属にとって、サステナビリティへの取り組みは、地球への貢献とともに、重要な事業課題でもあります。
そこで、創業当初から培った貴金属のリサイクル技術を活かし、サーキュラーエコノミーの実現に取り組んでいます。
回収・精製・納入をワンストップで行う、貴金属リサイクルプラットフォーム
田中貴金属では、使用済みの工業製品などから回収したリサイクル材を自社で回収・精製・納入まで、ワンストップで行う貴金属リサイクルのプラットフォームを構築。
お客様のリードタイム軽減と地金調達コストの低減を実現しています。
世界が認めた分析能力
貴金属リサイクルでは、その物質中にどれくらいの貴金属が含まれているかを分析する能力がカギとなります。
田中貴金属工業(株)は、世界の金・銀市場で最も権威のあるロンドン金市場の登録認定機関「ロンドン地金市場協会」(LBMA: London Bullion Market Association)と、世界のプラチナ・パラジウム市場で最も権威ある「ロンドン・プラチナ・パラジウム・マーケット」( LPPM: London Platinum & Palladium Market)より、「公認審査会社」(グッド・デリバリー・レフリー)に任命されています。
日本では田中貴金属工業(株)が唯一で、私たちの溶解技術と分析能力が世界的に認められたことを意味しています。
リサイクル技術がひらく、人と貴金属の未来
リサイクル貴金属は、産業において欠かせない材料となっています。そのため、リサイクル貴金属のような循環型資源を活用しようという動きは、日本だけでなく全世界に広がっています。
田中貴金属では、貴金属の回収・精製拠点を日本だけでなく中国や台湾でも展開をしており、2016年にはスイスの現地企業と提携するなど、グローバルな回収・精製ネットワークを構築。
長年培った高度なリサイクル技術や貴金属分析技術を用いて、さまざまな産業を支えながら、循環型社会の形成に貢献しています。