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貴金属を知る

こんなところで?!活躍する貴金属

あなたのそばで、今日と未来のために

貴金属といえば、どんなものをイメージしますか?ジュエリーや金の延べ棒を思い浮かべ、自分とは関係のないものだと思う人もいるかもしれません。でも、実は貴金属は、とても身近な存在なんです。

「さびにくい」「優れた加工性をもつ」「電気をよく通す」「熱に強い」などの優れた特性を活かし、みんなが持っているスマートフォンやパソコン、身の回りの家電などの部品や素材にも使われています。

それだけではありません。環境にやさしい次世代エネルギーや宇宙開発、医療など、最先端の技術と高い安全性が求められる分野でも活躍の場を広げています。時代の変化や技術の進化に合わせて、これからますます活躍の場は広がっていくことでしょう。その活用例をいくつかご紹介しましょう。

これからのエネルギーを支えます

地球環境にやさしい次世代エネルギー供給方式として注目されている燃料電池。「水素」と「酸素」を反応させて電気エネルギーを生み出し、「水」だけを排出するクリーンな発電には、実はプラチナが欠かせません。

そのほか太陽光発電のソーラーパネルには、銀が活用されています。サステナブルな未来のために、貴金属はなくてはならない存在なのです。

医療の現場でも活躍しています

続いて医療の分野を見てみましょう。動脈硬化や心筋梗塞の治療で行われるカテーテル手術には、プラチナやイリジウム製の医療器具が使われるケースがあります。

妊娠検査やウイルス検査などの「体外診断キット」では、検出ラインの発色剤に金が使われています。また、貴金属の化学的な働きの研究が進み、抗がん剤や試薬、最先端医療で使われる新薬の素材など、様々な用途にも活用されています。

美しい貴金属が私たちの健康を支えてくれているなんて、ちょっと意外ですよね。

貴金属がなければ宇宙へ行けない?

貴金属は宇宙開発も支えています。ロケットエンジンの部品は、宇宙での厳しい環境に耐えられるように金や銀、パラジウムを使った「貴金属ろう材」という接着剤で固定されています。

また、放送や通信に欠かせない人工衛星には、本体を外部の熱から守る断熱材「サーマルブランケット」に、銀が使われています。はるか昔、宇宙からやってきたと言われている貴金属は、今では人類の宇宙進出を支えているのです。

資産としての金

金はそのモノ自体に価値がある実物資産です。株や債券など発行体がある資産は、企業や国の状況によっては価値を失う可能性がありますが、金は発見されて以来6,000年もの間一度も価値を失ったことがない唯一の資産です。
今現在も各国の中央銀行が国の資産として金を備蓄しているなど、資産として揺るぎない価値があり、大切な資産の分散先として選ばれています。

田中貴金属工業株式会社「資産としての金」

田中貴金属工業株式会社「ポートフォリオとしての金」

心を彩る貴金属ジュエリー

ジュエリーや工芸品としての貴金属の魅力は、昔も今も人の心をとらえて離しません。卓越した職人の技術によって、その価値や美しさが引き出され、感動を呼び覚まします。田中貴金属では、高品質のジュエリーや工芸品を通して、お客様へさまざまな金の持ち方・楽しみ方をご提供します。