CSR(企業の社会的責任):障がい者スポーツ支援活動

第16回全国障害者スポーツ大会
「2016希望郷いわて大会」

全国障害者スポーツ大会での
ボランティア活動

田中貴金属グループは、平成28年10月に岩手県で行われた「全国障害者スポーツ大会」で、有志を募りボランティア活動を行いました。その模様をご報告します。

万全の準備で臨んだ
初めてのボランティ

東北の秋も深まる10月22~24日、岩手県で「全国障害者スポーツ大会」が開催されました。岩手国体に引き続いて行われ、22日の開会式には皇太子殿下も臨席された大会です。田中貴金属グループでは社員を募り、23日に北上陸上競技場でのボランティアとして参加しました。ほとんどの参加者が障害者スポーツに関わるのは初めてとあって、事前に「ユニバーサルマナー研修」を受講。障害者とふれ合う際のマナーや心がけをしっかりと予習して臨みました。岩手をはじめ、仙台、東京、名古屋の社員合計20名が早朝から会場入りしました。担当業務は「式典表彰係」「召集所係」「競技終了者待機所・解散所係」。グループごとのブリーフィング後、それぞれの持ち場に散ります。


  • 種目プラカードを持ち競技者を集める召集所係。

  • 1~3位の競技者に順位カードを渡す任務です。

  • 表彰台に上がる競技者を誘導しメダルや花束
    を渡します。

ボランティア業務の中に
見つけたふれ合い

ここは陸上競技の会場で、フィールドとトラックの種目が次々と進行していきました。障害の程度に応じて種目が細かく分かれており、業務もそれらに合わせてさまざまです。次々とやって来る選手たちのガイドをしたり介助をしたり、休む間もありません。そんな中、選手との会話やふれ合いを持つ機会も持てました。声をかけて笑顔が返ってきた、いろいろな質問を受けた、同県人の選手に声をかけたなどの感想が上がりました。選手たちがアスリートそのものだったことも、驚きの一つと言います。大勢が行き交う現場でも混乱なく進行できたのは、運営側の準備や北上市職員のリーダーシップによるところも大きかったようです。たくさんの人々が支えているのを、実感しました。

「次」につなげるための
大きなステップ

早朝から夕方まで、終わってみればあっと言う間でした。任務を終え帰途につく社員からは、「障害者スポーツのよさをたくさんの人に知ってほしい」「障害者スポーツへの理解が深まった」「健常者と同じアスリートの匂いを感じた」といった声が聞かれました。また、「住んでいる地域のボランディアに参加したい」「伴走など直接のサポートにも挑戦したい」「障害者への配慮を知ることができた」と、今までとは違う意識になっている社員も多くいます。私たちは次回愛媛大会にもボランティア参加の予定です。今回の経験を活かし、田中貴金属グループとしてさらにお役に立つことができればと思います。


  • ボランティア活動終了後の集合写真。