人々の暮らしに役立つ製品を
支えるめっき加工の技術を
もっと磨いていきたい

齊藤 百香|田中貴金属工業/製造

暮らしに不可欠な製品と
和気あいあいとした雰囲気が魅力に

高等専門学校を卒業して入社。TANAKAのことは、就職活動で初めて知りました。先生から紹介を受けたときは、貴金属=宝飾品というイメージしかありませんでした。しかし、いざ調べてみると、宝飾用だけでなく産業分野にも当社の製品が使われていることを知りました。例えば、電子部品や自動車触媒をはじめ、インフルエンザの診断薬など、自分でも想像していなかったような分野ばかりで驚いたことを覚えています。それと同時に、貴金属が人々の暮らしに欠かせないものになっていることを学び、とても興味を持ちました。

また就職活動の一環として、私が現在働いている湘南工場に職場見学をした際に、母校のOB・OGたちと直接話せる機会があったのも入社を決める理由として大きかったですね。女性の先輩にも職場の雰囲気や休日の過ごし方などを直接聞けたので、事前に働くイメージをつかむことができました。ちょうど訪問したのが、お昼休みの時間ということもあり、社員が外でテニスをしていて、和気あいあいとした雰囲気を感じられ、楽しく仕事ができそうに思えたのもTANAKAを志望した理由の1つです。

新たなエネルギーとして注目されている
水素ガスの製造装置の一部素材を担当し、
責任感とやりがいを痛感

私の部署では、お客様の製品であるチタンや銅、ステンレスなどの素材の寿命・性能の向上をはかるために、製品の表面に貴金属の膜を形成する「めっき加工」を行っています。その中で、私が担当しているのは、「電気めっき」。これは、めっきしようとする基材を、貴金属を溶解した液(めっき液)に入れた後、電気を流すことにより貴金属を素材表面に析出させて膜を形成する方法です。

最近では、新たなエネルギーとして注目されている水素ガスの製造装置用部材のめっき加工を担当するようになりました。世の中で注目されている製品に携われていることで、やりがいと責任を感じています。

めっきはすべて手作業で行っているため、同じめっきであっても素材のちょっとした違いによって外観の仕上がりに違いが出てきます。熟練者である先輩のアドバイスのもと、何度も工程を変えたりして、原因の特定につとめ品質向上に取り組んでいます。すぐに結果が表れず大変な作業ではありますが、仕上がりに改善が見られたときは充実感を感じます。

疑問に思ったことはそのままにせず、
上司や先輩に確認し、その場で解決

製品の品質向上以外にも、材料の受入れや営業との納期調整など、最適な生産計画の組み立てに日々奮闘しています。毎日新たな注文をいただくので、受注状況は刻々と変わります。それによって何度も納期調整が必要な製品もあり、営業と密に連携をとりながら円滑に生産が進められるように計画を組み直しています。

今後の目標は、試作案件のめっきの注文がきた際に、ゼロからめっきの工程が組み立てられるようになることです。そのために、数多くのめっき加工の経験を積むことはもちろん、疑問に思ったことはそのままにせずにその場で上司や先輩に尋ねて解決するようにしています。

また作業に入る前には、めっきをしたものがどのような最終製品になるかを必ず聞き、いかに自分の仕事が世の中の暮らしに関わっているかを再確認するようにしています。それによって、作業一つひとつに対しても考えて取り組むようになりますし、めっき加工のスキルをもっと高めていこうという気持ちになりますね。