論理的な思考で
実現可能性を探り
理系営業として成果を

平野 雄馬|田中貴金属工業/営業

インターンに参加することで
理系ながら営業職の道に気付いた

理系の大学院出身のため、就職活動初期では研究職を中心に企業を探していました。しかし、ある企業のインターンに参加した際に「もしかしたら研究職以外にも選択肢はあるのではないか」と違和感を覚えたのです。もちろん研究職も魅力的な仕事ではありますが、私は自分の足を動かしながら、色々な人との関わりの中で価値を生み出していきたいタイプ。それなら、営業職の方が向いているのではと考えました。

営業の中でも弊社の営業職を選んだのは、大学院で医療金属について研究していたため、学んだ内容が活かせるのではという理由です。内定者懇親会に参加した際に同期や先輩と話をする中で、人の和をとても大切にする会社だと感じたのもプラスに働きました。創業130年以上ということで、古風で硬直的な会社なのかなという懸念もありましたが、そんなことも全くなく、風通しのいい会社だと知ることもでき、安心して入社を決めました。

高性能だが安くはない貴金属
理系だから伝えられる価値がある

現在は、スマートフォンや自動車製造用部品に使用される産業用貴金属材料の営業を主に担当しております。品質には自信がある一方、貴金属を使用しているため価格は比較的高価になります。当然、お客様は安く仕入れたいため、価格に納得いただかなくてはいけません。ここが営業の腕の見せどころ。価格以上の性能があることを分かりやすく伝える必要があり、理系出身であり専門的な言葉が理解できる強みがここで活きています。

他にも、論理的な思考ができるのも理系の強み。その強みを活かして大きな価値を生み出せたと感じたのは、ある大手のお客様の担当をしていたときのことです。お客様にアポイントはもらえるものの、なかなか発注いただけない状況が続いていました。リスクに対して慎重なお客様であったため、よほど大きなメリットがない限り発注先を変更してくれず営業として苦戦していました。

言葉を鵜呑みにせず可能性を探る
理系の思考が大きな価値を生む

地道にお伺いする中でお客様が、ふと愚痴のようなことをこぼしたことがありました。ニーズの気配を感じて深くお伺いしたところ、今の供給先では納品形式にやや不便さがあり、そのせいで納品後に作業工数がかかってしまっているとのことでした。そこで、お客様の希望する形式で納品できないか、工場に掛け合いました。最初はできるわけないと言われたところから3ヶ月以上粘り、なんとか実現して無事発注をいただくことができました。

できないと言われても粘れたのは、お客様のためになるという思いもありますが、内心実現可能だと思っていた部分が大きかったです。ダメと言われても、なぜダメなのか、こうすればできるはずと考えられるのも理系時代に培った思考。そういう意味でも理系出身者は弊社の営業に向いていると感じています。理系だから研究職と決めつけることなく、もっと幅広く自分の可能性を検討することが、やりがいのある仕事との出会いにつながるのではないでしょうか。