プラチナが一番多く使われているのは自動車の触媒。
排気ガスの浄化に大きな役割を果たしています。
また、燃料電池自動車にはディーゼル車の10倍近くもプラチナが使われているとか。
医療面でも抗がん剤に使用され、体に負担をかけない医療材料として活躍しています。
さて、この番組も今回で最終回です。
加藤さん、ありがとうございました。
社会や家庭に眠っている家電製品や産業用スクラップなどに
含まれる貴金属を、「都市鉱山」と呼びます。
パソコンやスマホ1台から回収できる貴金属の量が、
あらかじめわかっていることがメリットの1つ。
田中貴金属ではこれらを回収し、よみがえらせています。
古いスマホなどのリサイクルがもっと効率的にテンポも速く行われれば、
都市鉱山の在庫もかなり減るのではないでしょうか。
柴田さんが生まれた90年代は比較的安定した時代。
混迷の21世紀、先が見通せない時代となりました。
歴史を振り返ると、有事に強いのは金。
放送では加藤さんも強調していましたね。
30年後の現金の価値は今と違う可能性もあり、
資産価値が目減りした時その損失を補う「資産の保険」
としても金は役立ち、機能するんです。
3月6日は、「身近な金」がテーマ。
金価格が史上最高値でも購入する人が多いそう。
有事の安全な資産として認識されている証拠でしょう。
さて、金の特性は伸びることで1グラム3キロにも伸ばせます。
純金の状態では錆びないことも特性のひとつ。
そして、電気を通す特性を活かして半導体に組み込まれ、
スマホやパソコンなど身近な商品の中に使われています。
実は身近な所で、金は私たちの生活を支えています。
国によって、ジュエリーの好みは違います。
私たち日本人は上品なプラチナが好きで、
「プラチナ○○」というワードにも弱いんです。
放送では加藤さんが南アフリカのプラチナ鉱山のお話を
臨場感たっぷりにしてもらいました。
金は1トンの金鉱石から3グラムしか採れず、
これは細い指輪わずか1個分です。
金1グラムの価格にも納得ですね。
カナダのメイプルリーフ金貨は、
デザインと信頼性の高さにご注目。
エリザベス女王とメイプルの葉が美しく刻まれています。
ウィーン金貨ハーモニーは日本で一番売れている金貨で、
800年以上の伝統があるオーストリア造幣局製です。
「コインは世界共通の資産。
そして、大切な人にプレゼントすると宝物に変わる」
というお話が素敵でした。
2月13日は、金の純度を表す「K(カラット)」についてでした。
金は24分率で表し、K24は純金のこと。
例えばK18は24分の18、75%が金という意味です。
Kは明治時代、田中貴金属の前身の会社が採用しました。
これは日本の金の歴史で画期的なことでした。
金の品位が確定し、今も安心して購入できるのです。
ちなみにヨーロッパでは18Kと、表記順が逆です。
今回も1つ勉強になりましたね。
2月6日は、柴田さんの地元・名古屋と金についてでした。
名古屋と言えば「金のシャチホコ」。
人々の希望の象徴であり、尾張藩の権威も示していました。
財政が悪化すると、ウロコを作り直して
金の純度を下げ、資金を捻出したとか。
加藤さんには、信長、秀吉、家康の三英傑と金の関係、
鎌倉の銭洗弁財天の話までしていただき、
有意義な時間となりました。
30日は、田中貴金属リテール部長の加藤英一郎さんに、金の価値についてお訊きしました。
金貨1枚(1オンス=31グラム)は大卒初任給とほぼ同じ価値です。
食品や日用品をはじめ、物価が上がっている今、金はインフレ対策にもなります。
また、資産を貯金以外に持っておくことがリスク回避につながるので、
金を少しずつ購入して増やしていくのもいいですね。
金はどの時代も安定した価値があり、
常に需要があってすぐに換金できるという点で貴重な存在です。
次回もお楽しみに。
23日の放送では、田中貴金属リテール部長の加藤英一郎さんに、
金貨、インゴッド(地金)をお持ちいただき、柴田さんがその重さを体感しました。
金は水のおよそ19倍の密度で、重いんです。
だから時代劇で盗賊が千両箱を1人で担いで屋根を飛び越えるなんて無理なんです。
また、2001年の同時多発テロで、ビルに保管されていた金は無事だったというお話。
なぜなら金は融点が高く、大火災でもし溶けても元に戻るとか。
有事の金と言われる所以ですね。
次回もお楽しみに!
先週から始まった「田中貴金属グループpresents週末GOLDインフォメーション!」
田中貴金属リテール部長の加藤英一郎さんと柴田さんが、
貴金属にまつわるお話をしています。
中学生の頃からお年玉で金貨を購入したり
新聞で金の価格をチェックしたりしていた加藤さん。
それはお父さんの影響だったそうです。
16日の放送では、加藤さんがお年玉としてお子さんに金貨を渡していることを
教えてくれました。
金貨をきっかけに経済を知ってほしいという親心。
加藤家では、親子3代に渡ってその気持ちが継承されているんですね。
資産防衛としても、無理のない範囲で金貨を購入するのも手かなと思いました。
次回の放送もお楽しみに!