CSR(企業の社会的責任):TANAKAが創出する価値

貴金属の有効利用

産出量が限られている貴金属を使って工業製品を製造・供給する田中貴金属グループは、 資源を再生利用して市場や社会に循環させる責務を果たしています。


貴金属はすべて循環させる

当グループが取り扱う貴金属地金は、大きく分けると以下の2種類に分類することができます。

  1. ①お取引先様から仕入れる貴金属地金
  2. ②使用済み製品(廃棄物)からの回収・精製

 貴金属は産出量が限られた貴重な資源であり世界中で再生利用されていることから、当グループが原材料として外部調達する①をリユース品、自社内で回収・精製する②をリサイクル品とみなすことができます。これらを産業用製品、資産用製品、宝飾用製品として製造・販売しますが、貴金属地金を廃棄物として最終処分することはなく、仕入れた貴金属地金はすべて循環させ市場に提供しています。


地金はお金

 当グループでは、「地金はお金」を合言葉に、徹底した貴金属地金の管理を行っています。生産設備内はもとより、作業服やウエス等に付着した極微量の地金も、労を惜しまず丁寧に回収し、有効利用を徹底しています。


サーキュラーエコノミーの実現に向けて

 近年、EUを中心としてサーキュラーエコノミー(CE)に取り組む企業が増えています。CEとは循環型社会の実現と経済活動を両立させる概念であり、廃棄物や事業活動のムダから富を生み出すことが求められています。
 一方、当グループでは原材料としての貴金属地金をすべて再生資源でまかなっており、埋め立て最終処分も行わないことから、すでに貴金属の「クローズドループリサイクル」を実現しています。今後も、貴金属の有効利用を通してCEの実現に貢献します。

RE:TANAKA
貴金属リサイクルシステム[リ・タナカ]

 「安心と信頼」をキーワードに開始した、田中貴金属の貴金属ジュエリーのリサイクルシステムです。地金価格に基づいた全国一律の適正な買取価格、専用の検査機器を使って鑑定し、買取ります。また、買取ったジュエリーは精製過程を経て、工業製品等に再活用されます。

幅広い価値を生み出す研究開発

貴金属技術の医療分野への活用

 当グループでは、金ナノ粒子に関する様々な技術をベースに、多岐にわたる簡易検査キットの開発・製造を行っています。
 金ナノ粒子に直接的に関わる技術として、表面形状を変える、粒径をコントロールする、表面を化学的に修飾する等の技術を、また、間接的に関わる技術として、タンパク質や核酸、糖等を金ナノ粒子表面に固定する、金ナノ粒子に非特異的に吸着する有機物を抑える等の技術を有しています。
 加えて、簡易検査薬に適した抗体をスクリーニングする技術、金ナノ粒子や簡易検査薬の製造技術等も有しています。
 これらの技術を基にして、呼吸器疾患、皮膚疾患、蚊媒介感染、母子感染等の感染症の簡易検査薬、高齢化社会を迎え今後増加するであろう生活習慣病のチェックや在宅医療に使用される簡易検査薬、さらには、食品中の成分や水中の有害物質を検出する簡易検査薬等、操作が簡便、短時間で判定、かつ低コストで検査できる様々な検査薬を開発しています。


知的財産権の創出と保護

 特許権、実用新案権、商標権、意匠権、著作権等の知的財産権及びノウハウは企業の重要な財産であるとの認識のもとに、積極的に知的財産権の創出に努めています。
 新技術の研究、製品・商品の開発、生産及び販売にあたっては、第三者の知的財産権を尊重し、故意に侵害しないことはもちろんのこと、他社からの侵害行為に対しては各国の法令に則って厳正に対処しています。